JaLaTools

JLPT

Question 4

 (4)  日記とは限りなく私的な記録であり、読者が存在しないどころか、他人には読まれたくない秘密の表現であるともいえる。  ただ一人だけ、奇妙な読者が存在する。いつでも自由に日記を読むことの出来る、日記の筆者である。その読者は筆者とは異なる場に立って、様々な配慮を働かす。万が一、日記が盗み読まれたり(注)、死後に他人の目に曝されるような事態が発生した場合、こんなことが書かれているのはまずいのではあるまいか、等々と。しかし、これは限りなく私的な記録である筈の日記にとっては<b>矛盾である</b>。                                 (黒井千次『図書』2007年2月号による)  (注)盗み読む:他の人の日記や手紙などをこっそり読む

【矛盾である】とあるが、何が矛盾か。