問題 1
A
「指示されないと自分から動かない」「指示されたことしかやらない」、いわゆる指示待ちになっているといわれる部下や後輩がいる。指示待ちになるのは、仕事に関する知識や経験が不足していたり仕事に対してやる気がなかったりすることなどが原因だといわれている。しかし実は、そもそも上司からの指示に従うことが自分の役目だと考え、それ以上のことをする必要性を感じていないという場合が多いのだ。
そのような部下には、何のためのこの仕事を行い、業務全体の中でほかの仕事とどうかかわっているのかを教えることが重要だ。仕事の全体像がイメージできれば、部下は次にやるべきことや工夫できそうな点が分かってくる。その結果、自分に求められていることに気づき、自主的に行動できるようになっていくだろう。
B
部下や後輩が指示待ちであるのを簡単に部下自身の責任と決めつけるのは、問題があります。指示待ちになっている理由が何かあるのかもしれません。
まず部下自身が自主的に動くことの重要性を認識していないケースがあります。「言われた通りにするのが部下の仕事だ」と思いこんでいて、むしろ「どうしましょう」と相談することこそが部下の務めだと信じているケースです。この場合は、どんな仕事もすべてマニュアルで示すことはできず、個人の判断や工夫がいることを伝えることからはじめる必要があります。
(中略)
「これはどうしましょうか」と相談された時は、部下自身にその対応策を考えられるかどうか見極めて、「一度、自分なりの案を考えてみて」と要求してみるのです。上司がいつもそのように振る舞えば、部下は上司の思いにそって、「提案型の相談」をするようになってきます。
部下や後輩が指示待ちになっている理由として、AとBが共通して述べていることは何か。
指示待ちになっている部下や後輩の対応のしかたについて、AとBはどのように述べているか。