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 (5)   事柄にもよるが、一般に、飽きる人間の方が下等で、飽きない人間の方が上等と思われている。特に、相手が書物であるような場合は、飽きることは悪いこと、と最初から相場(注1)が決まっている。しかし、人間の精神の成長は、しばしば、飽きるという形で現れることがある。飽きるというのは、今まで面白かったものが面白くなくなるということである。自分の心の歯車と噛み合わなくなる(注2)ということである。  (清水幾太郎「本はどう読むか」による)  (注1)相場:ここでは、評価  (注2)噛み合う:うまく合う

飽きることについて、筆者はどのように考えているか。