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JLPT

問題 3

 (3).現代の若者は、「温かさ」まで人から与えてもらえるものだと期待している。なにもかも、自分に向かって訪れるものだと信じている。だから、そういうものが自分にやってこないと、相手が悪い、周囲が悪い、社会が悪い、国が悪い、経済が悪い、運が悪い、時代が悪いということになってしまう。<b>①そのような分析</b>もけっこうだが、たとえそれらしい原因を見つけても、解決の方法を見出す(注1)ことはできないだろう。自分のことならなんとかなるが、相手や周囲や社会や国や経済や運や時代は、自分の努力では変えられないからだ。  それなのに、解決策がどこかにないだろうか、と<b>②「検索」する</b>。検索で解決するようなものだったら、「問題」とはいえないことにも気づいていない。   情報化社会において人は、自分の思うとおりにならないのは、なんらかの情報を自分が「知らない」せいだ、と解釈してしまう必死になってネット(注2)を検索するのも、また、友達の話や、たまたま耳にしたことを簡単に信じてしまうのも 「知る」ことで問題が解決できると信じているせいだ。  検索できるものは、過去に存在した情報だけだ。知ることができるのも、既に存在している知見(注3)だけである。しかし自分の問題を解決する方法は、自分で考え、模索し(注4)、新たに編み出さ(注5)なければならないものなのである。  自分の生き方に関する問題は、どこかに解決策が書かれているはずがない。検索しても見つかるはずがない。どんなに同じような道に見えても、先輩の言葉が全面的に通用するわけでもない。自分で生ぎながら、見つけるしかないのである。  (注1)見出す:見つける  (注2)ネット:インターネット  (注3)知見:ここでは、見方や考え方  (注4)模索する:探し求める  (注5)編み出す:生み出す

【①そのような分析】とはどのような分析か。

【②「検索」する】のはなぜか。

筆者が言いたいことは何か。