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JLPT

문제 1

  人の能力は多様です。   研究の仕事に適性(注1)をもっている人もいれば、動物の世話をしているときが何より充実しているという人もいる。そういう自分の関心や能力に見合った領域(注2)の仕事をすることは、たしかに人の幸福の大きな部分を占めています。   しかし、最初から自分に合った仕事に就けるとは限らないし、それがすぐに見つかるとも限らない。自分に合った仕事や好きな仕事を見つけるのは時間がかかることであり、だから、そうした仕事を欲している人はそれに出会うまでは多少の回り道を覚悟すべきだと思います。   (中略)   仕事や生き方というのはあせって決めても仕方がないし、決めようと思って決められるものでもありません。いま、それが見つからないのなら、多少遠回りしてもいいから、じっくり腰を据えて(注3)探してみるのがいいのではないでしょうか。   夢や個性についても同じです。   最近では、中学校や小学校のころから、将来の夢をもちなさい、個性的であれ(注4)といわれるそうです。人生のずいぶん早い時期から、将来の設計図を描け、たしかな自分をもてと迫られるわけです。   しかし、夢や個性というのは荷物じゃないのだから、「もて」といわれて、もてるものでもありません。夢や目標などは時期がくれば自然に抱くようになるものなのです。   個性も主張するから身につくものではありません。個性などということはちっとも考えず、自分の好きなこと、やりたいことをなりふりかまわず(注5)、必死で追いかけるうちに、おのずとにじみ出てくる(注6)のが個性なのです。   私が自分の娘から唯一、感謝されているのは、いつか彼女に対していった<b>「夢なんかあえてもつ必要はない」</b>という言葉です。娘は学校の先生から「夢をもちなさい」といわれて、「夢をもたなきゃ」と強迫観念(注7)を抱いていたが、父親のその言葉で気が楽になったといいます。   ゆっくり育てた果実は大きいといいますから、夢も仕事も、じっくり探して育てていけばいいのです。回り道や道草が栄養になるのは、自分自身の経験からもいえます。  (注1)適性:ある物事をするのに適した性質や能力  (注2)領域:分野  (注3)腰を据えて:ここでは、落ち着いて  (注4)個性的であれ:個性的になりなさい  (注5)なりふりかまわず:ここでは、他のことを気にせずに  (注6)おのずとにじみ出てくる:自然に表れ出る  (注7)強迫観念:ここでは、強い不安

仕事について、筆者はどのように述べているか。

筆者はなぜ「夢なんかあえてもつ必要はない」と言ったのか。

この文章で筆者が最も言いたいことは何か。