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 (2)  読書は、本の書き手や登場人物のワールド(注1)が自分の中に根づくことで、人生を豊かにしていくことができるものです。読書でワールドを増やしていけるのです。  一方で、他者が自分の中に入り込む怖さもあります。自分よりはるかに思考力がある人の考えを読み、その人深く入り込んできたら.......自分がなくなってしまうくらい影響を受けるかもしれません。読み方を間違えれば<b>①危険</b>でもあるのです。  (中略)  言葉を使っているというのもポイントで、著者の思考をなぞる(注2)ことができてしまう。それだけ深いレべルで影響を受けやすいのです。  そう考えると、場合によっては「批判的に読む」ことも必要でしょう。  ただ注意したいのは、何でも批判的に、ナナメに(注3)読めば思考力が深まるわけではないということです。著者の思考、世界観をいったんはそのまま受け入れるほうが得るものは大きいはずです。  「どっぷり読書」も、それはそれで<b>②いいものです</b>。その世界にどっぷりはまる(注4)ことで、思考が深まる面もあります。そのうえで批判的に読む。ちょっと離れたところから見るような感じです。この視点は、さまざまな本を読んでいるうちに自然と身につくものでもあります。  一人の作家に入れ込ん(注5)で、その作家のものばかり読んでいると、どうしても視点が偏りがちになります。その作家しか受けつけない(注6)、というのではやはり思考も深まりません。違うタイプの作家のものを読んだり、違うジャンル(注7)の本を読んでいると、同時にいくつかの視点を持てるようになります。  (注1)ワールド:世界  (注2)なぞる:ここでは、追う  (注3)ナナメに:ここでは、悪い点を探そうとして  (注4)どっぷりはまる:深く入り込む  (注5)入れ込む:夢中になる  (注6)受けつける:受け入(い)れる  (注7)ジャンル:分野

【①危険】とあるが、どのような点が危険か。

【②いいものです】とあるが、なぜか。

読書について、筆者の考えに合うのはどれか。