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 (4)  以下は、いい写真を撮りたいと思っている人に向けて書かれた文章である。  ポートフォリオ(注1)を作ることには大きく二つの意味がある。まず自分のため、そしてもう一つは他者に見せる(プレゼンテーションする)ためだ。写真を撮り続けるうちに、だんだん自分が何をしようとしているのかが見えてくる。被写体(注2)について漠然(注3)とした認識(注4)しか持てなかったのが、はっきりと焦点が絞られてきて、このやり方でいいのだという自信が芽生えてくる。そうなったらポートフォリオを作ってみるといい。  よく「形にしてみないとわからない」というが、これは本当だと思う。作品をまとめることで、自信が確信に変わることがよくあるからだ。逆にポートフォリオにしてみると、自分の写真の弱点もよく見えてくる。撮影中には見過ごしていた(注5)ことが、後で冷静に見直すとくっきりと浮かび上がってくるのだ。欠けていたものを修整(注6)することで、作品をさらによくすることができるだろう。  他人に見せるというのも大事なことだ。写真をどこかで発表したいとか、写真家として仕事をしたいという人は当然だが、そこまで考えていなくてもポートフォりォを人に見せるのはとても有意義だと思う。自分の作品がどれくらいのレベルにあるのか、どの程度のインパクトを持っているのか客観的に判断するきっかけになるからだ。  (中略)  作品は他者にきちんと届いて初めて価値を持つ。自己完結した(注7)小さな世界が、受け手とのだれキャッチボールでより大きなものになっていく。その第一歩としてポートフォリオを誰かに見せてみよう。  (注1)ポートフォリオ:ここでは、自分が撮った写真をまとめたもの  (注2)被写体:写真に撮られる対象  (注3)漠然とした:ぼんやりとした  (注4)認識:ここでは、捉え方  (注5)見過ごしている:ここでは、気づいていない  (注6)修整する:ここでは、補う  (注7)自己完結した:ここでは、自分だけで出来上がった

筆者によると、いつポートフォリオを作ってみるのがいいか。

筆者によると、ポートフォリオを他人に見せるといいのはなぜか。