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 (5)  会社勤めの生活は楽だった。  楽しくはないが、楽だった。  ずっと一人で生きてきた後で、集団に入ってみると、その居心地のよさ、安楽さに驚くのである。一人の時は、朝目覚めて寝るまで「何をすべきか」という判断、決定を自分でしなければならない。つまり、それを「自由」というのだが、実力のない者には自由は重すぎる。一日中、選択と決断をし、その結果を自分一人で引き受けねばならない。  野田知佑『旅へー新・放浪記1』による)

筆者によると、なぜ会社勤めが楽だったのか、