问题 2
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「いぬ」は人間の(注1)家畜になる前から、群れで暮していた動物です。人間の家族の一員ともなれば集団生活の(注2)掟そのままに、飼い主を離れのリーダーや上位のものと(住3)みなし、日頃から(注4)服従の態度を示します。また、飼い主のその日の顔色を窺うなど、家庭内の空気を読みとりながら、上手に(注5)ふるまうことにも(注6)長けています。群れで生活する動物は、お互いの状況を(注7)把握して、それにあわせた行動をとることが、群れ社会のなかで生きていくには必要だからです。人間にとっても、「いぬのきもち」は非常にわかりやすく、会話はできなくとも、お互いなにを考えているかが理解しやすい動物です。そこが、「いぬ」と一緒に暮すことのひとつの魅力でもあるのでしょう。
一方、「ねこ」は、もともとが単独で行動していた動物ですので、家の中で人間の家族と一緒に暮すようになっても、協調性のようなものはありません。また、家族の中での自分の立場もあまり気にしないので、いぬのように、飼い主をリーダーとみなして服従することはありません。 (中略) ねこがいったい飼い主である自分のことをどう思っているのか、飼い主であれば誰しも知りたいところですが、人間の持つ気持ちや感情の尺度では、完全には理解しがたい動物だと思います。ねこはそもそも集団生活をしない、個を重視する孤独な生き物だからです。しかし、この理解できないところが、ねこの大きな魅力のひとつであり、人間が、ねこと一緒に暮したがる理由のひとつではないでしょうか。
(注1)家畜: 人間が飼って利用する動物
(注2) 掟:: ここでは、決まり
(注3)みなす :考える
(注4) 服従の態度: ここでは、従う態度
(注5)ふるまう: 行動する
(注6)長ける: 優れている
(注7) 把握する: ここでは、理解する
いぬについて、筆者はどのように述べているか。
筆者によると、ねこを飼う人は、ねこのどんな点がいいと思っているか。